9月21日に、まるか食品より《ペヤング アップルパイテイストやきそば》が発売されました!
基本のソース味を軸に、数々のフレーバーを生み出してきたまるか食品のペヤングシリーズですが、スイーツ系路線のフレーバーは約3年半ぶりの新作となります。
前回の《ペヤング チョコレートやきそば ギリ》の味に対する評判は、良いとは言えませんでした。そんな中の新作スイーツ系フレーバーですから注目しないわけにはいきません。
今回は《ペヤング アップルパイテイストやきそば》が、どの様なクオリティなのかレビューしていきたいと思います。
どうぞ最後までご覧ください!
お品書
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》の概要
ペヤング アップルパイテイストやきそば
発売日 | 2020年9月21日 | 発売地区 | 全国 |
内容量 | 112g(90g) | 賞味期限 | 6ヶ月 |
メーカー希望小売価格 | 205円(外税) | 熱量 | 515kcal |
今回紹介するのは2020年9月21日に発売された《ペヤング アップルパイテイストやきそば》です。
ペヤングシリーズはまるか食品を代表するロングセラーシリーズで、幅広い世代に人気の《ペヤング ソースやきそば》(1975年発売)を生み出しています。そして、近年は数多のフレーバー開発を行っており、”豚ねぎ塩”や”牛タン塩”などの焼そばアレンジ系から、”獄激辛”などの激辛系、さらには”チョコレートやきそば”というスイーツ系まで登場しました。
まるか食品がスイーツ系ペヤングを発売したのは、この《ペヤング チョコレートやきそば》が初めてでした(2017年発売)。今回の《ペヤング アップルパイテイストやきそば》は3年半ぶり2度目のスイーツ系フレーバーとなります。
初代スイーツ系フレーバーの”チョコレートやきそば”は、油揚げ麺とチョコレートソースが大喧嘩をしていたため、ユーザーには受け入れられていませんでした。にも関わらず、市場に投入してきたスイーツ系第2弾の《ペヤング アップルパイテイストやきそば》は何か勝算があってのことなのでしょうか。
まるか食品の3年半かけた研究に期待がかかります。
パッケージの中央に燦然と輝くりんごと、Apple Pieの文字。この商品の味わいについて、まるか食品のホームページではこの様に紹介されています。
アップルパイの味わいの忠実に再現した、おやつ感覚でお楽しみいただける商品です。
食事というよりも、おやつやお菓子という提示の仕方の様ですね。
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》開封してみた
ビニールパッケージを剥がすとこの様になっています。作り方は5工程に分かれており、丁寧に記載されています。
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》には、かやくが1種類とソースが1種類入っています。
緑=乾燥リンゴ
赤=ソース
アップルパイをイメージして作られたというだけあって、かやくは乾燥リンゴです。しかも、具材は感想りんごだけという潔さ。具材としてのクオリティが気になるところです。
麺は一見したところ、ソースやきそばに使われているものと同じ様に感じます。油揚げ麺で太さや湯戻し時間も、ソースやきそばと同じです。具材に生地の様なものがないので、麺がその役割を果たすのではないかと思うのですが、ルックスがかけ離れているので戸惑います。
しかし…まるか食品を信じている!
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》を調理してみた
作り方は5工程に分かれていますが、とっても簡単です。基本はいつも通り、お湯を入れて、混ぜるだけ。
まずは、かやくの乾燥りんごを入れます。やきそば麺の上にりんごをのせる…みた事ない絵面になってます。
そして、カップ内側の少し凹んでいるところまでお湯を入れましょう(目安量480ml)
そして、3分待ってお湯を捨てたものがこちらになります。乾燥りんごがのっているものの、この時点ではアップルパイらしさを感じることはあまり出来ません。
しかし、このソースをかけるとあら不思議!漂ってくる甘い匂いとリンゴの香りが確かにアップルパイを彷彿とさせます。袋には”ソース”としか記載されていませんでしたが、いわゆるソース焼そばに使う”中濃ソース”や”おたふくソース”の様なものではなく、”アップルパイソース”とでも呼ぶべきソースです。”アップルソース”ではありません。”アップルパイソース”です。その理由は食べてみるとわかります。
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》実食
しっかりと混ぜ、食べていきたいと思います1
アップルパイソースの妙
いくらソースをかけたところで、やきそば麺でアップルパイテイストを表現できるのかと思いましたがお見事です!キチンとアップルパイを感じることが出来ました。リンゴソースの甘さも感じられますし、塩分とバターの様な油分でパイ生地を想起させる事に成功しています。成分にはバターなんて入ってないんですが、感じられるから不思議です。そしてリンゴを煮詰めたジャムの様な匂いも強烈。アップルパイのイメージを脳内に固定させる役割を果たします。リンゴだけでなく、パイも感じさせ、匂いでもイメージを起こさせる”アップルパイソース”はお見事だと思いました。
麺はソースやきそばと同じ
この商品はアップルパイではなく「アップルパイテイストのやきそば」なので、やきそば麺で食べる事は当たり前です。ですが、なまじソースがアップルパイをイメージさせるだけに、麺への違和感を感じてしまいます。アップルパイと言うと、やはりサクサクの生地を連想するものですからね。しかし、アップルパイテイストやきそばに罪はないのです…これはこれなのです…
素直な乾燥りんご
湯戻ししたらフニャフニャになってしまいそうなものですが、シャキッとした感じを残し、リンゴの甘味もキチンとあります。甘味料などで余計な味付けがされていないのもプラスに働いていると思いました。皮付きなのもプラスポイントで他にはない彩りを加えてくれます。具材として王道ではないですが、この商品に関しては良い相性だと思います。
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》まとめ
ごちそうさまでした!
《ペヤング アップルパイテイストやきそば》はアップルパイを彷彿とさせる焼きそばでした。
不味くはないです。…むしろ、アップルパイを彷彿とさせる意味では素晴らしい表現力だと思います。
…しかし、いつ食べるの?って思っちゃいますね。食事としてはスイーツに寄りすぎてるし、スイーツとしては本物のアップルパイを食べた方が満足度が高いと思います。ちょうど中途半端な位置に立ってしまっている感じです。
オススメ出来るのは話題作りでしょうか。多くの人は気になっても買わないでしょうからね。
稀有な体験を気軽にするために、1度食べてみるのも悪くないかも知れません。