8月24に、日清食品より《豚ラ王 キムチ》が発売されました!
今年の1月に衝撃的なデビューを飾った《豚ラ王》シリーズの第2弾です。第1弾の《豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク》は、カップ麺としてはかなり二郎に近づいた商品だと思っており、その第2弾ともなれば期待がかかります。
しかし第2弾の《豚ラ王 キムチ》は、パッケージや推し文句を見ていても、あまり二郎インスパイア系を感じる事が出来ません。
今回は《豚ラ王 キムチ》を実食して、二郎インスパイア系として作られているのかをお伝えしていきたいと思います!どうぞ最後までご覧ください!
お品書
【日清】《豚ラ王 キムチ》の概要
豚ラ王 キムチ
発売日 | 2020年8月24日 | 発売地区 | 全国 |
内容量 | 107g(めん80g) | 賞味期限 | 6ヶ月 |
メーカー希望小売価格 | 230円(外税) | 熱量 | 412kcal |
今回紹介するのは、日清食品より発売されている豚ラ王シリーズの第2弾《豚ラ王 キムチ》です。
第1弾の《豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク》は、黄色と黒のパッケージやトッピングも二郎インスパイア系を意識していたのに対し、第2弾は意外にも”キムチ”。二郎インスパイア系ラーメン店にキムチトッピングが出来るお店があるとは言え、変化球と言っていフレーバーです。
そもそも豚ラ王の第2弾というだけで、日清食品は二郎インスパイア系を謳っているわけではありません。
しかし、第1弾に引き続き『踊る極太麺』の表記がある事や、『スタミナ』という言葉が入っているあたり、二郎インスパイア系の流れを汲んでいるものなのかも知れません。
ただ、第1弾と大きく違うのは価格設定です。第1弾《豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク》が368円(税別)と、カップ麺としては規格外の価格だったのに対し、第2弾である《豚ラ王 キムチ》は230円(税別)と抑え気味の設定になっています。
そのため、第1弾ほどのクオリティはないのかも知れません。
《豚ラ王 キムチ》は日清公式HPでは、この様に紹介されています。
踊る極太麺、スタミナ豚キムチスープ
「豚ラ王」シリーズからスタミナ系フレーバーが登場。豚の深いうまみとキムチのピリッとした風味が食欲をそそる「スタミナ豚キムチスープ」と、「日清ラ王」史上最も太い "踊る極太麺" の相性が抜群です。
日清食品は《豚ラ王》をはじめ《日清のどん兵衛 マシマシ篇》や《豚園》など、数多くの二郎インスパイア系商品を手掛けています。今回の《豚ラ王 キムチ》にその技術が反映されているのか気になるところです!
【日清】《豚ラ王 キムチ》開封してみた
《豚ラ王 キムチ》には2種類の調味料と、かやくが1袋用意されています。
- 青=かやく
- 緑=粉末スープ
- オレンジ=豚キムチオイル
この内、お湯を注ぐ前に入れるのはかやくだけです。粉末スープは、お湯を注ぐ前に入れがちですが、《豚ラ王 キムチ》は異なった仕様ですのでお気をつけください。
『踊る極太麺』と表記されているだけあって、かなりの太麺です。《豚ラ王》シリーズではこの極太麺が使われており、第1弾ではコシと歯応えがかなりのインパクトをもたらしました。この麺が再び味わえる事は嬉しい限りです。
【日清】《豚ラ王 キムチ》調理してみた
《豚ラ王 キムチ》の調理手順はこの様になっています。粉末スープ・豚キムチオイルを後入れにする理由としては『めんがほぐれなくなる』という事があるそうです。必ず、食べる直前に入れる様にしましょう。
かやくとしてー
- 味付豚ミンチ
- 白菜キムチ
- ニラ
が入っています。味付豚ミンチが一つ一つ大きいので量が多く感じます。乾燥させた白菜キムチ・にらと合わせたら、カップ麺のかやくとしては十分な量です。
ただ、第1弾の《豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク》に比べるとトッピングは少し弱く感じます(第1弾のトッピングはキャベツ・チャーシュー・油マシ)。価格の差はこの辺りに現れているのかも知れません。
お湯を注いで待っている間、豚キムチオイルをフタの上で温めましょう。触った感じ、固まってはいませんでしたが温めた方がより取り出しやすくなります。
お湯を入れて5分待ったものがこちらです。お湯を入れる目安の線が内側にあるので、そこまでぴったりと入れる様にしましょう(目安量:400ml)
豚キムチオイルを入れます。かなり鮮やかな赤で、量も多めに入っています。豚キムチオイルを入れるとキムチの匂いが漂ってきて食欲を刺激されます。
お店のラーメンでいうところの香味油の役割を果たしてくれる重要な要素ですね。
粉末スープも入れていきます。
こちらをしっかりと混ぜていけば出来上がりです!
【日清】《豚ラ王 キムチ》実食
踊る極太麺
カップ麺の麺とは思えないほどのコシと歯ごたえ! 二郎インスパイア系に欠かせない”ワシワシ感”も感じる事が出来ます。『日清ラ王史上最も太い麺』とのことで、第1弾から続投の極太麺はかなり魅力的です!モチモチ感も多少あり、生麺に迫るクオリティを発揮しています。個人的には湯戻し5分だと少し固く感じたので5分半ほどがおすすめです。
スープの輪郭が弱い
塩味は感じるのですが、ハッキリとした主張をしてこないスープです。醤油味なのか、とんこつ醤油味なのかイマイチ掴みきれませんでした。キムチ風味が含まれている事もあり、物足りなさはありませんが、インパクトやコクの面では存在感を発揮できていませんでした。
キムチ感はオイルが7割
キムチ風味の7割を豚キムチオイルが担ってくれています。量が多めなので油のコッテリ感も出してくれるありがたい存在です。辛さレベルとしては”2/5”と表示されていましたが、もう少し辛く感じました。辛いのが苦手なためかも知れませんが、ピリ辛の域は出ていると思います。
具材の貧弱さは否めない
ボリュームがあるのはありがたかったのですが、中身が伴っていませんでした。味付豚ミンチはスカスカな印象で、ニラは風味つけ程度の役割です。乾燥白菜キムチは、少し厚みがあり、カップ麺のトッピングとしては食べ応えがあるかと思います。しかし、具材は全体的に残念な印象でした。
【日清】《豚ラ王 キムチ》まとめ
《豚ラ王 キムチ》は麺が美味しいキムチラーメンです。二郎インスパイア系の面影があったのは麺だけで、その他の部分には感じませんでした。そもそも日清食品は二郎インスパイア系を謳っているわけではないので当然と言えば当然ですね。
一つのカップ麺としては、値段相応のクオリティかなと思います。麺でプラスポイントを稼いでいたのですが、スープと具材は少し残念な印象でした。体験として一度食べれば十分ではないでしょうか。
第1弾と第2弾で方向性を変えてきた《豚ラ王》シリーズ。第3弾はどんな商品になるのか、期待したいと思います!
【日清】《豚ラ王 キムチ》の成分
○熱量:1食当たり107gですが、熱量は412kcalと控えめです。ただ、食塩相当量が8.2と高くなっています。スープの塩味が強かったのはこのためですね。