明太子の本場である福岡博多には数十社を超える明太子メーカーが存在し、どのメーカーもそれぞれの個性を持った美味しい明太子を作っています。
今回はその中でも、無添加・無着色にこだわって製造している7つのメーカーを紹介していきます。
食品添加物は全くの悪ではないですが、体のことを考えると減らしたくなりますよね。
また無添加・無着色のものは、余計な物が使われていないので素材の味をしっかりと味わうことが出来ます。そして体に優しく、子どもからご高齢の方まで安心して食べられる辛子明太子です。
無添加・無着色をお求めなら是非、この記事を参考にしてみて下さい！
お品書
無着色で鮮度の良い明太子【島本】
出典：https://www.hakatamentai.jp/fs/simamoto/c/km
【島本】は完全無着色、必要最低限の調味料で作られた素材の味を最大限まで引き出す作り方をしています。
伝統のタレに漬け込む時間も最低限に抑え、原料であるたらこ本来の自然な味を大切にし、すっきりとした味わいを作り上げます。調味液に焼酎を使うことで、後味に雑味を感じさせず「もう一口食べたい」と思わせる仕上がり。
コンセプトからも”ギフトに最適な明太子”と言われており、大切な人に贈る方も少なくありません。その理由は、やはり無着色で安心な素材であることが大きいといえます。
出典：https://www.simamoto.co.jp/kodawari/
獲れてから30時間以内に漬け込む「日網卵」が実現。それは見るだけで鮮度がわかる瑞々しい乳白色のすけとうだらの卵です。
その厳選された素材に敬意を表し、必要最低限の調味料しか使いません。これは、無着色と合わせて安心して食べられる材料といえるでしょう。
余計な味付けをせず、シンプルでいて奥深く素材の味を活かしているのが島本の明太子。オススメするのは島本の素地と技術を存分につぎ込んだ《オリジナル辛子明太子》です。
その圧倒的な粒だちは一口食べると中から新鮮な粒が溢れ、プチプチとした食感を楽しむことが出来ます。
美味しさはもちろん、無着色の安全性と優しさの明太子としておすすめです。
無着色の明太子は色が簡素になりがちだと思われていますが、たらこ本来の発色で十分に食欲をそそる仕上がりになります。
写真を見てもらえば、それがわかると思います。
無着色で体に配慮しつつ、明太子の旨味を楽しむことができる島本の製品が『贈りたい明太子No.１』に選ばれるのも納得ですね。
明太子を初めて作った老舗【ふくや】
出典：https://www.fukuya.com
ふくやは、明太子の本場福岡で一番初めに明太子を作った老舗といわれています。門外不出の調味液にたっぷり浸かった辛子明太子はガツンとくる辛さです。
無着色だとインパクトが弱くなってしまうと考えるかも知れませんが、心配ありません。ふくやの明太子は刺激の面でも満足してもらえると思います。
ふくやでおすすめの一品は《味の明太子無着色》です。体に配慮した無着色でありながら、ピリッとした辛さを忘れない王道の辛子明太子。”レギュラー”でも相当な辛さを持っています。
さらに辛い明太子をお求めの方には”どっから”というレベルもあり、辛いもの好きも満足できるラインナップとなっています。
さらに、ふくやは減塩明太子も取り揃えています。《あじわい減塩明太子》は、美味しさそのままに塩分を35%カット。
「辛子明太子は好きだけど塩分が気になる」という方にぴったりです。なんと着色料も不使用で、とても体に配慮した仕上がりとなっています。
無着色が基本【福さ屋】
明太子の本場福岡でずっと昔から愛され続けているのが福さ屋です。
イワシの魚醤を使ってコクのある明太子は、マイルドで万人に受け入れられる仕上がりとなっています。福さ屋は知名度も抜群で、「味がピシャッとついとー」と時報をお知らせするCMも地元では知らない人はいないくらい有名です。
福岡では知名度抜群なのに、福岡以外ではあまり知られていません。明太子好きの方に福さ屋の明太子をプレゼントすると”通”だと思ってもらえるかも知れませんよ。
福さ屋の明太子は家庭用も贈答用も基本的に無着色です。熊本県産の球磨焼酎を使って新鮮なたらこの持ち味を丁寧に引き出します。
無添加ではありませんが化学調味料をなるべく減らし、体への配慮も欠かしていません。その結果、マイルドな優しい味の明太子が誕生しました。
家庭用の切れ子にも無着色の商品があります。美味しく、体に良い明太子をお手軽価格で手に入れることができますよ。
無添加・無着色のこだわり明太子【海千】
出典：https://tarakomentaiko.com/products/detail.php?product_id=378
海千は「おかずのように、楽しんでいただける辛子明太子」を目指しています。
辛味の苦手な方や、健康を気遣い、塩分控えめを好む方にも楽しんでもらえるような商品が多数取り揃えられています。
食の安全を厳しい基準で審査するHACCP（ハサップ）という仕組みを導入し、安全・安心な辛子明太子作りに取り組んでいます。
HACCPとは？
「Hazard（危害）」「Analysis（分析）」「Critical（重要）」「Control（管理）」「Point（点）」という言葉の略語で、食品を製造する際に安全を確保するための管理手法のこと。
《無着色・無添加 国産》辛子明太子 樽
そんな海千の中でも、健康に気を配った商品が《無着色・無添加 国産》辛子明太子 樽です。
化学調味料・着色料・酸化防止剤・発色剤を一切使わず、体に優しい辛子明太子を作り上げています。漬け込みが終わったものをそのままマイナス５０℃で一気に冷凍し美味しさを閉じ込めます。
そのため、無添加で体に優しいだけでなく味も抜群の仕上がりです。
※発色剤を使っていないため色味が黒変していきますが、品質に問題はないそうです。
天然だし・無添加明太子【味の丸屋】
出典：https://www.aji.co.jp
味の丸屋は、食品添加物を一切使用していない「天然だし無添加辛子明太子」を作っています。お客さんから「化学調味料も添加物もない明太子をつくってほしい」という強いご要望があり、試行錯誤を重ねて仕上げました。
福北九州に住む人たちの心をつかみ続ける明太子です。鰹節と昆布の出し汁から作る漬け汁は自然本来の優しい味つけ。
「できるだけ自然に、しかも美味しく」、味の丸屋のそんな思いが込められています。
天然だし 無添加辛子明太子
天然のだしとりから始まる製法は、時間と手間、コストがかかりますが、化学調味料では得られない「自然の優しい味」を引き出すことができます。酸化防止剤などが使われていないことは初めて召し上がる方にとって、少し不安かもしれません。
しかし、化学調味料の舌に残るような雑味はなく、鰹と昆布のだしがしっかりきいて、口当たりはまろやか、あと味はすっきりしています。
天然だしの無添加明太子は数量限定生産なので、その点だけご注意を。
つぶうま、無着色【まるいち】
出典：https://www.maruichi.co.jp
辛子明太子の加工段階からでなく、漁獲の段階からこだわっているのが、まるいちです。
漁業資源の保全・回復と海の環境保全を実現するために、適切に管理された持続可能な漁業とその漁業により漁獲された水産物の普及を目指すMSC（海洋管理協議会）の認証を得て、その素材を使い明太子を作っています。
そのMSC公認でエコラベルと呼ばれるMSCラベルを貼って出荷。このラベルが貼られている製品に関しては「どこで」「どのような漁業・漁法で獲られた魚か」を消費者に伝えることができる様に管理されています。
《まるいち 減塩明太子》
まるいちの辛子明太子は無着色だけでなく、減塩されたものもあります。
本場、福岡・博多で独自の手法で丹念に漬け込んだ深い味わいの辛子明太子を、食感はそのままに塩分を35%カットしています。
素材選び製造管理、調味液・漬け込みや塩分カットまで、まるいちの明太子は「優しさ」でできてます。
無添加・無着色のこだわり明太子【あき津】
出典：https://www.akizu.co.jp
店主の味へのこだわり、全ての素材にこだわり、無添加・無着色で安心して食べられる明太子作りを心がけているあき津。高級明太子としても有名で、他にはない独特のアイデアが光ります。
「美味しいものを食べて欲しい！」「こんな明太子も博多にはあるんだ！」という気持ちを伝えたいと、日本料理の概念で作り上げたのがあき津の辛子明太子なのです。
主な工夫は、漬け込み液・出汁・唐辛子など７つにも及びます。
あき津の７つの工夫
- 厳選された素材を使い計算された「出汁」
- 明太子用にブレンドされたオーガニックの「ブレンド醤油」
- 酒造元として180年以上の歴史を誇る山口酒造の純米酒「あき津」
- IWC2013チャンピオン・サケ受賞の酒造元、喜多屋が作る「酒みりん」
- 取った出汁が素材の味や色を変えない北海道利尻島の「利尻昆布」
- 唐がらし和風香辛料専門店「やまつ辻田」国内産本鷹の100%一味
- 素材を最大限に活かしながら旨みを支える上質な本枯「鹿児島県枕崎産の鰹節」
天然だし明太子「天」
厳選された素材を使い、漬け込みを全て手作業で行って、手間暇かけて出来上がっても満足のいく出来栄えでなければ「天」シリーズの称号は与えられません。
さらに「特別な明太子」を目指し見た目にもこだわり、金粉をまぶしてあります。この金粉が他の明太子では味わえない特別感を演出してくれるのです。
日本ギフト大賞2018で都道府県賞（福岡賞）を受賞し、メディアでも数多く取り上げられたこの商品。もちろん、無添加・無着色で体への優しさも忘れていません。
美味しさと知名度と体への優しさを持ち合わせた特別な明太子です。
体に優しい無添加・無着色・減塩の明太子まとめ
着色料や食品添加物を使わない明太子、美味しさそのままに塩分を控えた明太子を紹介してきました。
冒頭で述べた様に食品添加物の全てが悪ではありません。しかし、食品添加物の使われている食べ物は普通に生活していれば口に入ってしまいます。
どれだけ摂取しているか分かりにくいので減らせるに越したことはないですよね。
塩分も取りすぎは良くありません。適度な量を摂取できる様に、減塩の商品を取り入れていきましょう。
美味しくて、体に優しい明太子をどうぞ試してみてください！