和歌山ラーメン人気の火付け役となった【和歌山中華そば 井出商店】の一杯をレビューします!
ご当地ラーメンを数多く製造している”アイランド食品”の商品で、井出商店は監修の様な立場です。
『銘店伝説』として各地の有名店・人気店のラーメンを再現しているアイランド食品ですが【和歌山中華そば 井出商店】のクオリティはどの様なものなのでしょうか!
実際に通販して食べてみた感想をお伝えいたします。どうぞ最後までご覧ください!
お品書
和歌山ラーメンの【井出商店】ってどんなお店?
【井出商店】は昭和28年(1953年)屋台から始まりました。豚骨10・鶏ガラ1の割合でブレンドされた素材を強火で丸一日沸騰させ、トロリと乳化させたスープが濃厚と評判です。
このスープ、実は偶然炊き込みすぎてしまったことから生まれたそうです。運も味方し誕生したコクのあるスープで、1998年のテレビ番組で優勝を果たします。
それをきっかけに、井出商店と和歌山ラーメンは一気に全国区の知名度となりました。今では休日ともなれば県外からもお客さんが訪れ、行列ができる人気店です。
電話番号 | 073-424-1689 |
所在地 | 和歌山県和歌山市田中町4-84 |
営業時間 | 11:30~23:30(L.O.23:30) |
定休日 | 木曜 |
アクセス | JR和歌山駅より徒歩9分 和歌山電鐵貴志川線田中口駅より徒歩7分 南海和歌山市駅から和歌山バス紀三井寺線(40・42・44)塩屋線(50・52)のいずかに乗車 木広町停留所下車し徒歩3分 |
【井出商店 和歌山ラーメン】の概要
アイランド食品【井出商店】は常温で送られてきます。今回はAmazonで通販したものです。
添付調味料が100gと多めに入っています。これによって濃厚なスープを再現している様ですね。
名称 | 生ラーメン |
価格 | 1,080円(1食 360円) |
内容量 | 630g(めん110×3 添付調味料100g×3) |
賞味期限 | 製造日から90日 |
中には麺と調味料が3つずつ入っています。トッピングのための具材は入っていないので、お好みで用意しましょう。
店主の井出氏と看板娘さんが載っています。井出商店の味を開発したのは現在の店主のお母さんだった様です。
【井出商店 和歌山ラーメン】の作り方
3行程。7分ほどで出来上がります。
- 沸騰したタップリのお湯に麺を入れ、1分半〜2分(お好みの固さまで)ゆでてください。
- 添付のスープを丼に入れ、1人前約330ccのお湯でうすめてください。
- 麺がゆであがりましたら、よくお湯を切って、スープの入った丼にうつし、お好みの具を盛りつけて出来上がりです。
●美味しい作り方のコツ!
あらかじめ丼はお湯を入れるなどして、温めておきます。また、液体スープも袋のままお湯につけて、よく温めておきます。(袋のまま、鍋で温めないでください。)
【井出商店 和歌山ラーメン】実食
元々入っていたものだけで作ったのがこちら!
1人前に必要なお湯が330mlと、他のラーメンに比べて少し多めです。添付されている調味料が100gなので、完成したスープは400mlほどになるということですね。和歌山ラーメンの豚骨醤油をタップリ楽しむことが出来ます。
それでは、いただきます!
スープを飲むとまず醤油のコクが来ます。豚骨の旨味も感じますが、醤油の方が強いですね。醤油6:豚骨4程度の割合です。
正確に言うと豚骨の成分は入ってないのですが、風味がよく再現されています。豚骨を長時間煮込んだ時に出るトロミもゼラチンが表現しています。実際の豚骨を長時間煮込んだスープにかなり近いのではないでしょうか。
醤油のコクと豚骨風味がそれぞれ深く、塩分も高いので濃厚に感じられる仕上がりです。
麺は1分半の固め仕上げにしたのですが、かなりやわらかかったです。固めが好きな方は1分の茹で上げで十分だと思います。
少し酒精があるのがラーメンって感じがするんですよね〜。細麺が連なってスープを運んできてくれます。酒精の他に小麦も多少香りますが、そこまで主張の強くない麺です。
濃厚豚骨醤油として、美味しい仕上がりになっていると思います。ガツンとしたパンチ力があるタイプではなく、まろやかな部類ですね。ニンニクなど刺激的なものも入っていません。
それでも塩分が高いので、物足りない感じはしません。トロミのあるまろやかな豚骨醤油ラーメンです。
【井出商店 和歌山ラーメン】アレンジ
チャーシュー | 3枚 |
長ネギ | 10g |
メンマ | 15g |
味付玉子 | 1/2個 |
蒲鉾 | 10g |
その他オススメトッピング:もやし・万能ネギ・唐辛子
和歌山ラーメンには、お馴染みのトッピングの他に蒲鉾がのっているのが特徴的なので用意しました。…とっても合う!と言う感じでは無かったですが(笑)
万能選手ではありますが、ネギがオススメです。トロミのついた濃厚豚骨醤油にとてもいいアクセントを加えてくれます。
辛味が欲しい場合は、唐辛子系が合うかなと思いました。豚骨風味が甘味も持っているのでピリッと引き締めるのもいいと思います。
【井出商店 和歌山ラーメン】まとめ
『豚骨のトロミと醤油のまろやかさ』という、井出商店の売りにマッチした仕上がりだったと思います。
遠方の有名店・人気店に行こうとすると移動費も時間もかかってしまうので、なかなか行動に移せません。そんな時は、通販で取り寄せてみるのもいいと思います。
お店の味の方向性を確認して、好みと合致していれば、改めて訪問を検討してみてはどうでしょう。
そもそも和歌山ラーメンとは?
和歌山市観光協会によると、一口に和歌山ラーメンと言っても3種類存在する様です。
通常は「中華そば」と呼ばれる、和歌山のラーメン。
スープの特徴から、次の3パターンに分類することができます。
一つは、醤油系。和歌山市内の中心部を走っていた路面電車の停車場に軒を並べていた屋台を発祥する味。見た目は濃い茶色ですが、食べると意外とあっさりしているのが特徴で、現在の和歌山中華そばの主流です。
二つ目は、豚骨醤油系。
コクのあるまろやかな豚骨スープと醤油が絶妙に絡み、奥行きの深さを感じることができます。
全国で「和歌山ラーメン」といえば、こちらの味を指すようです。
どちらの系統も、麺はストレートのやや紐麺で、具はチャーシュー、かまぼこ、メンマ、ネギと至ってシンプル。
「中華そば」という呼び名にふさわしい、素朴な味わいです。
また、上記の2種類の範ちゅうには入らない、新興勢力のラーメン店も和歌山には増えてきました。
各店それぞれのこだわりを持った独特のラーメンを出しているので、1軒1軒その味を食べ歩いてください。
出典:和歌山市観光協会HP
【井出商店】のラーメンは二つ目の『豚骨醤油系』に当たります。
また、卓上に早寿司やゆで卵(別料金)が置かれているのも和歌山ラーメン店の特徴です。早寿司とは酢で締めた鯖の押し寿司のこと。ラーメンが到着するまで早寿司を食べて待っているのです。食べ過ぎてお腹いっぱいにならない様に注意してくださいね(笑)