【王子サーモン】は北海道に本店を置くサーモンの専門店です。サーモンは、日々の食事やお酒のおつまみにと、欠かせない食材のひとつです。
王子サーモンはそんなサーモンを専門として取り扱い、様々なサーモン製品を開発しています。1967年に王子製紙のグループ会社から始まり、50年以上の歴史を持っています。
中でも、発足のきっかけとなる”スモークサーモン”は、日本国内のトップブランドとして業界を牽引している存在です。
今回はそんな【王子サーモン】の商品や、サーモン魚種の違いなどについて迫ってみたいと思います。
どうぞ最後までご覧ください!
お品書
王子製紙から始まった【王子サーモン】とは?
スモークサーモンとの出会い
【王子サーモン】とスモークサーモンとの出会いは1961年のイギリスでした。
当時は王子製紙という製紙会社で、イギリスに出張していたのです。そのイギリスはロンドンのあるレストランで美味しいスモークサーモンを味わったのです。
その味に感動した王子製紙の副社長がスモークサーモンの原材料を尋ねると、王子製紙の工場がある北海道苫小牧だということが判明します。この出会いから、スモークサーモンの研究が始まりました。
スモークサーモンの研究へ
当時、日本のスモークサーモンといえば、鮭トバの様な乾燥したものしかありませんでした。本場のスモークサーモンの様に、やわらかく、しっとりしたものを作るため悪戦苦闘します。
特に苦戦を強いられたのは木材チップで、木材の見極めには自信を持っていた王子製紙の面々でも最適なものを見つけるのは容易ではありませんでした。
そこで、当時スモークサーモンの研究も行っていたニッカにも協力を求め、ウイスキーの原酒を貯蔵する樽の材料が燻製チップに最適だと教えを受けました。
王子サーモン誕生
こうして日本最初のソフトスモークサーモンが誕生。1996年には天皇陛下に献納し素晴らしい評価を得ます。
満を持して1967年に王子製紙はスモークサーモンの製造会社として”北海道サーモン株式会社(後に王子サーモン)と創立しました。
現在も、高級レストランや一流ホテルに納入するハイクオリティなスモークサーモンを作り続けています。
【王子サーモン】スモークサーモン5種の違い
【王子サーモン】では、下記5種類のサーモンを原材料にスモークサーモンを作っています。
どれも美味しいことは間違い無いのですが、原材料となる魚種によって仕上がりや楽しみ方が違ってきます。
ここでは、スモークサーモンの種類とその違いについてお伝えしていきます。
- 北海道産紅鮭(適度な脂のりで柔らかい)
- カナダ産紅鮭(カナダ産は脂のりが良い)
- フィヨルドサーモン(適度な脂のりでプリッとした食感)
- アトランティックサーモン(高脂質でトロサーモンの代名詞)
- キングサーモン(良質な脂質でとろける食感)
『スモークサーモンなんてどれも同じ』と思うかもしれませんが、実は食感も脂のりも全く違うんです。
例えば”キングサーモン”は脂のり抜群!こってりとしていて柑橘系のフルーツなどと合わせても美味しく食べられます。
対して、紅鮭系統のサーモンは身が引き締まり、クセのない味わいが特徴。さっぱりとした味わいで切り身や漬け魚として楽しむことに向いています。
この様に原材料となるサーモンによって、楽しみ方は様々です。スモークサーモンの特性を理解して、上手に楽しみたいですね。
▼さらに詳しいスモークサーモンの比較はこちら▼
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【王子サーモン】スモークサーモンと合うのはオリーブオイル?意外とフルーツ?
スモークサーモンには様々な楽しみ方があります。
多くに人が行っていることの一つはオリーブオイルをかけて食べることですね。
実は先ほど紹介した魚種によって、適しているオリーブオイルも違ってくるんです。
グリーン系オリーブオイル
熟す前のわずかな期間に収穫され青々しいフレッシュな香りを持つのがグリーン系オリーブオイルです。オイルの色がグリーンに近く、爽やかで辛味があるのが特徴。特に脂のりの良い、キングサーモン・アトランティックサーモン・サーモントラウトなどを使ったスモークサーモンに良く合います。非常にさっぱりした印象に変わります。
イエロー系オリーブオイル
グリーン系のオリーブオイルとは逆に、オリーブの味がしっかり熟してから搾油するタイプ。まろやかな味わいで、フワッと鼻に抜けるオリーブの香りが楽しめます。主に、紅鮭・時鮭・秋鮭にはイエロー系のオリーブオイルがおすすめです。
また、スモークサーモンはフルーツとも合います。
写真の様にピンクグレープフルーツの爽やかな酸味と合わせたり、オレンジのフレッシュな甘味ともよく合います。
柑橘系は想像できる範囲かもしれませんが、実は意外なフルーツとも合います。それは”柿”です。フィヨルドサーモンのスライスと柿、白バルサミコ、塩こしょう(少々)でマリネすると、とても美味しく食べることができますよ!
王子サーモンでおすすめの商品
まず紹介するのは、もちろんスモークサーモンです。王子サーモンは5種類のサーモンからスモークサーモンを作っていますが、フィヨルドサーモンはその中でも特に人気の高い魚種です。
王子サーモンの中でも長く売れ続けている魚種で、初めてスモークサーモンを食べる方にオススメの種類なんです。
また、クセが少ないので食べる人を選ばず、贈り物にもぴったりの魚種と言えるでしょう。
スライスタイプではなく、あえて姿切りをオススメするのは見た目のインパクトと切り身の大きさを選べることです。320gの大迫力を思いっきり楽しんだ後、食べやすく薄いスライスにするも良し、食べ応え抜群に分厚くカットしても良いでしょう。
切るのは手間と感じてしまうかも知れませんが、エンターテイメントとして楽しんでください!
《ノルウェー・フィヨルドサーモン姿切り 320g》のページへ
続いて紹介するのは《スモークサーモン・瓶製品・漬魚詰合せ HSB50(W)S》です。王子サーモンの商品をバランス良く楽しみたい方にとてもオススメのセットとなっています。
このバラエティギフトは様々なパターンがありますが、個人的にオススメするのは上記のタイプ《スモークサーモン・瓶製品・漬魚詰合せ HSB50(W)S》です。理由としては、この商品が最もバラエティに富んでいるからです。
スモークサーモンはもちろん、鮭茶漬け・いくら醤油漬け・漬魚と余すとこなく楽しむことが出来ます。先ずは一通り体験してみて、気に入った商品を深掘りしていくのが王子サーモンを楽しむのに良い方法だと思います。
もちろん、贈り物にもぴったりですよ!
《スモークサーモン・瓶製品・漬魚詰合せ HSB50(W)S》のページへ
意外に思われるかも知れませんが、次に紹介するのは《ジェラート6種セット》です。王子サーモンでは軽井沢のジェラート専門LIBISCO(リビスコ)のジェラートを取り扱っています。
王子サーモンの直営店である銀座店では2Fにリビスコが入っており、ジェラート共にスモークサーモンを楽しめる仕様になっています。これがとても好評でジェラートだけを目当てに訪れる方も少なくない様です。
今回は特に人気のがあるという『オブセ牛乳』と『いちご』そして『ダマスクローズ』の入ったAセットをお勧めさせていただきます。ただ、これに関しては好きな味を選んでもらった方が良いと思います。この6種類の他に『生チョコ』と『ヨーグルト』がありますので、お見逃しなく!
リビスコ本店から直送されるため、他の商品と同梱出来ないのでご注意ください!
王子製紙からサーモン専門店【王子サーモン】へ
【王子サーモン】は北海道苫小牧の工場を中心に、東京(銀座・日本橋)、神奈川(横浜)に展開しています。※王子サーモン店舗一覧
看板商品であるスモークサーモンは、5種類もの魚種を使って製造しています。
スモークサーモン以外にも、肉厚な切り身や新鮮な刺身も取り扱っています。
高付加価値なため、値段も決して安くはない【王子サーモン】の商品。店構えも立派なので、敷居が高く感じてしまうかもしれません。ですが、お刺身や切り身などの賞味期限の短いものは、閉店間際、残っていれば安くなります。高級そうなイメージではなく、デパ地下やスーパーのような感覚で入ればお得な商品が見つかるかもしれません。
あわよくば、いい商品もだいぶ安くなっていることもあるのだとか。賞味期限が心配なら、『漬け』にして丼にしてしまうなど工夫のしがいもあります。
店舗に直接訪問できない方は、オンラインショップを利用すると良いでしょう。
オンラインショップでは取り扱っていない商品もありますが、ポイントがつくなどのメリットもあります。
▼オンランショップについて詳しくはこちら▼
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